アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで12月5日から7日までの3日間、「SIAL Middle East 2016」食の展示会が開催されました。
アブダビ国立展示会場(Abu Dhabi National Exhibition Center)には、7回目を迎える今年、世界50ヵ国から900以上の出展社が参加。
日本からは、和牛の輸出促進を進める日本畜産物輸出促進協議会、東京都生鮮輸出協議会、愛媛県や東京食糧審査機構や、ノンアルコール飲料を取り扱うCHOYA、ハラールラーメンの秀穂等数多くの団体・企業が出展する中、JHCPOも中東へ初参加し、和歌山県JA紀南より「川添茶」、早生ミカン100%天然ジュース「熊野の雫」、あんぽ柿「長寿柿」、赤坂の老舗茶屋 土橋園より「掛川茶」を日本の特産品として展示販売しました。
アブダビ在住の男性は、あんぽ柿を試食し、「これはおいしい。本当に柿なのか。知人にも教えたい。」とパッケージの写真を撮影し驚いていた。
また、お茶に関しては、お茶の入れ方やお茶の歴史に興味を持っている方が多く、お茶の入れ方のデモンストレーションにシェフを含めバイヤーが見入っていた。
フランス人の女性バイヤーは、「お茶にとても興味があり、日本茶の種類や品目にどのようなものがあるか詳しく知りたい。」と購買意欲を見せており、お茶が浸透しつつあることを実感。
今回は”食”の展示会ということで、日本の箸文化を普及させるべく販促グッズとして、ホタテの貝殻を使用したエコ箸を配布。
箸文化になじみのない中東の方々がどのような反応を示すか疑問はありつつ配布を実施すると瞬く間に配布箸は終了。
箸を受け取ったドバイ在住の男性は、「箸の正しい使い方を教えて欲しい。」と矯正箸を使いながら箸のレクチャーを受け嬉しそうに帰って行った。
結論:日本の特産品は❝おいしい❞から売れる!!
東南アジアとは異なり、様々な意味で”UAE”や”GCC”はイスラム市場として魅力ある市場のひとつです。
今回感じた課題としては、「価格」そして「地の利」。商品価格のリサーチも重要ですが、現地での良い繋がりも重要です。
私たちは、世界各国へと活動範囲が広がりつつある中、現地との経済交流も含め、イスラム市場と日本の良い形を作り上げるべく活動して行きます。