四季の宿「富士山」(:山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713-19)では、ムスリム旅行者向け宿泊者用の礼拝所が設置されました。
東南アジアからのビザ緩和もありマレーシア、インドネシアからの訪日旅行者が増加している状況から、イスラム教徒の訪日旅行者にも日本での観光を楽しんでもらえるように今回の礼拝所を地域に先駆けて設置しました。
一般社団法人 富士山国際観光協会の会長でもある山下茂氏は、ハラールを日本でも早くに観光に取り入れ、ムスリムへのおもてなしを充実させている山梨県内でのパイオニア的な存在です。
ホテルの玄関を入り右手側に祈祷室への案内版があり、その奥の一室が礼拝スペースとされています。
礼拝室にはマットが3枚常備されており、マッカの方向を示すキブラが目印として床に張り付けられており、ムスリム旅行者への配慮が窺えました。
また、山下氏は「ウドゥーを行うときは1Fにある洗面所を、礼拝所に行く前に利用して欲しい。」とイスラム教徒が礼拝前に行う洗浄行為もできるように努めている。
今後は、ハラールの食事においてもハラールラーメン等を取り入れ、ムスリム旅行者への対応も図っていくとのこと。
さらに、アプリによる海外への情報配信も行い、訪日外国人を呼び込むため戦略的な対策を打ち出して行くとのことである。
このように地域でのムスリム旅行者への取り組みが広がることでムスリムが安心できる”ムスリムツーリズム”が日本でも可能であるという日本国内や河口湖での取り組みを、海外のムスリム観光業者へ随時、届けて行こうと思います。
【宿泊施設】四季の宿「富士山」(:山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713-19)