パーム油は何に使われていますか?
日本でも多く使用されているパーム油は世界で一番多く使われている植物油です。普段の日常生活で目にする商品の大半に含まれています。パンやポテトチップスなどの加工食品にも多く使用されています。食品の他にも、洗濯洗剤やシャンプー、石けんなどの成分として含まれています。また、日本だけでなくバイオマス燃料としてもパーム油やパーム油残渣を活用する事例も増えています。
パーム油とは?
パーム油(Palm Oil)は、「アブラヤシ」から採れる植物油を言います。30kg~40kgほどもある果房のひとつひとつに約2,000個もの果実がついており、果肉からパーム(原)油(Crude Palm Oil)が取れます。種からはパーム核油(Palm Kernel Oil)が搾り取られます。パーム油とパーム核油は成分が違いいます。
〇パーム油の主成分 パルミチン酸
〇パーム核油の主成分 飽和脂肪酸、ラウリン酸を含みます。
「ヤシ油」と呼ばれる油はココナッツヤシの実から採れるココナツオイルであるためパーム油ではありません。ヤシ油もパーム核油と似た成分を持っており食用のほか洗剤やシャンプーなどに使われます。
世界のパーム油の主要生産5ヵ国 2021/2022年
(1000t単位)
インドネシア | 45,300 | |
マレーシア | 18,300 | |
タイ | 3,150 | |
コロンビア | 1,747 | |
ナイジェリア | 1,400 | |
その他 | 6,223 |
76,120,00t / 年間生産量
年間生産量のうち90%がインドネシア、マレーシアで生産されています。統計情報からもわかるようにインドネシアはパーム油の最大産出国となります。
パーム事業はアチェのエネルギー開発事業です。